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弱視
弱視とは
視力の発達期間は生後すぐから6歳ぐらいと言われています。しかし、視力の発達期間中に目の病気や怪我、屈折異常を起こした場合、視力の発達が妨げられて遅れる可能性があります。
目そのものに異常がないのに視力が弱い、眼鏡をかけても視力が出にくい、このような状態のことを「弱視」といいます。症状にはさまざまありますが、テレビに近づく・集中力がない・姿勢が悪い・顎をあげて物を見るなどの症状が現れた時は要注意です。
弱視の原因
弱視の原因は大きく4つに分類されます。
1.斜視弱視
斜視になると、片眼のみ視力の発育が妨げられてしまうため、視力が低下した状態になります。
2.屈折異常弱視
遠視や乱視など屈折異常が原因で起こります。網膜にきれいな映像が映らないため、視力の発達が止まってしまい、放置すると両眼とも弱視になることにもなりかねません。屈折異常に原因がある場合は、眼鏡を装用して矯正することが重要です。
3.形態覚遮断弱視
生まれつき眼瞼下垂や先天白内障などの目の病気がある場合や乳幼児期に眼帯を長い間(3~7日間)装着した場合、ものを見る訓練ができず弱視になることがあります。
4.不同視弱視
右眼と左眼の屈折度数の差が大きいと、屈折度数の大きいほうの目にきちんとピントが合わず、その目が使われないために視力が発達しません。
弱視の見つけ方
斜視と違い、弱視は家族の方が注意しても分からないことがあります。特に片方の目だけが弱視の場合、良い方の目で見ているため、気がつかないことが多いようです。3歳児健診の視力検査を受けるようにしましょう。
- テレビを前の方で見る
- 目を細める
- いつも頭を傾けてものを見る
弱視の治療に関して
屈折異常が原因の場合は、眼鏡を装用して、矯正視力を発達させます。その他の原因の場合は、良い方の目を隠すことによって、弱視眼を強制的に使うことで改善されてきます。これらの方法は医院だけではなく、家庭でもずっと行わないと意味がありませんので、家族の協力が必要になります。また、斜視弱視に関しては、斜視手術を行った後に、トレーニングをして改善を図る治療方法もあります。
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