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- 日帰り白内障手術
横須賀の眼科クリニック・しのはら眼科では、患者さん一人ひとりにしっかり向き合う診察を徹底しております。
白内障手術では日帰り手術にも対応しておりますので、目の症状や兆候でお悩みの方は、お気軽にお越しください。
白内障手術
白内障とは
カメラにたとえるとレンズの部分に当たる水晶体が、主に加齢などの原因で、濁ってくることにより起こるもので、ものがかすんで見えたり、明るい所では、まぶしく見えたりします。早い方で40歳代ぐらいから発症し、80歳代ではほとんどの方に白内障による視力低下が見られます。加齢以外の原因では、全身疾患(アトピー性皮膚炎、糖尿病など)の合併する白内障、先天性白内障(風疹)、外傷性白内障などがあります。
白内障の治療と手術
白内障の進行を抑えるのに点眼薬を用いますが、あくまで水晶体の濁るスピードを遅らせるもので、症状を改善し、視力を回復させることはできません。
根本的に治療するには、濁った水晶体を取り出し、人工の眼内レンズに交換する手術を行います。重篤な合併症がなければ日帰り手術で行えます。
麻酔は点眼麻酔で行います。痛みはほとんどありません。手術は超音波を利用して濁りを吸収したあと、眼内レンズを挿入します。手術時間は特に問題なければ15分程度です。
しのはら眼科でも多くの手術実績があります。
開院から令和6年3月まで 8,028件
年間手術件数(平成31年〜令和5年の平均)332件
白内障手術のタイミング
日常生活に不自由を感じたら手術を考えてください。例えば、
- 視力が低下して仕事に支障が出る。
- 視力を矯正しても0.7未満になって、運転免許更新ができない。
- 趣味の読書ができない。
- 外ではまぶしくて極端に見えづらい
などです。
当院を継続的に受診されている患者さんには、医師が症状の進行具合を診て、白内障の手術をする時期を提案いたします。ご自分のライフスタイルに合わせて、手術を受けるかどうか決めてください。
日帰り白内障手術の流れ
1.診察
2.術前検査
<血液検査>
血液検査により内科的な異常が無いか調べます。糖尿病などの別の病気が見つかった場合は、かかりつけ医もしくはご紹介する医師の診察を受けていただき、白内障手術をしても問題が無いことを確認させていただきます。
<眼軸長測定>
水晶体の代わりに挿入する眼内レンズの度数を決めるために行います。測定は信頼性の高いレーザー光干渉型眼軸長測定装置(IOLマスター)を用います。
<角膜内皮細胞検査>
角膜内皮細胞は、角膜の透明度を保つという、とても重要な役割を果たしています。この検査は、角膜内皮細胞の数、大きさ、形を調べ、手術の適応を決めるのに必要です。この検査は術後にも行います。
3.手術の諸注意の説明
看護師より、術前、当日、術後の準備、過ごし方等の注意すべき点について詳しい説明が行われます。
4.手術
手術は、患者さんの目の状態だけでなく、全身状態も含めて十分把握しておりますのでリラックスしてお任せください。
麻酔は点眼で行い、超音波で濁った水晶体を砕いて取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。手術時間は約15分です。
手術後は、10分間ほどソファーで休息していただいてから帰宅していただきます。
5.術後の過ごし方
術後1週間の過ごし方は大事です。細かい注意は色々ありますが、傷口に触れないで、無理のない生活を送ってください。
6.術後の定期検診
手術翌日、4~5日後、2週間後、1カ月後、2カ月後、3カ月後、6カ月後、1年後の定期検診を行います。
白内障手術の費用
手術費用は眼内レンズも含めて健康保険の対象になります。
保険証の負担割合が
1割の方 | 約17,000円 |
---|---|
2割の方 | 18,000円 (高額療養費制度の負担上限により) |
3割の方 | 約50,000円 |
です。
また、自己負担額と関連して、「高額療養費制度」というものがあります。
これは、70歳以上の患者さんの場合、窓口での1カ月の支払いは
保険証の負担割合が、 1割、2割の方 |
18,000円 |
---|---|
3割の方 | 80,100円以上 所得に応じて額が変わる |
住民税非課税の方 | 8,000円 |
までとなります。
高額療養制度は、69歳以下の方の場合、家族合算の場合などもあり、詳しくは厚生労働省のホームページ(高額療養費制度)を参照するかまたはお住まいの市役所、町村役場窓口へお問い合わせください。
多焦点眼内レンズ
眼内レンズには単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズがあります。
単焦点眼内レンズ
単焦点眼内レンズは、現在、白内障手術で主に使われているレンズです。
単焦点と言われるように、焦点が1つです。
近くに合わせると近くのものはくっきり見えますが、遠くのものはぼやけます。
遠くを見る場合は、遠くを見る用のメガネが必要になります。
反対に遠くに合わせると、遠くはくっきり見えますが、近くはぼやけます。その場合は近くを見る用のメガネが必要になります。
メガネをかけることに不便を感じない人には、見え方が鮮明で、夜間の見え方も良好な、単焦点眼内レンズが適しています。
手術費用は、健康保険が適用されます。
多焦点眼内レンズ
多焦点眼内レンズは、レンズの形状を工夫して、遠くと近く、両方に焦点が合うようになっています。
メガネを使わずに日常生活したい方に適したレンズです。手術後約9割の方がメガネなしで生活されています。
ただし、遠くと近くに光を振り分けているので、単焦点眼内レンズで見るよりもシャープさが少し落ちます。
非常に細かい文字や図表を見た際に、色が薄くてくっきりしないと感じる場合があります。
また、夜間にヘッドライトや信号などの光を見ると、まぶしく感じたり(グレアー)、光に輪がかかって見えたり(ハロー)することが有り、夜間に運転する方は注意が必要です。
一般に、多焦点眼内レンズの見え方に慣れるまでに、少し時間がかかると言われています。
どうしても合わなくて、単焦点眼内レンズに入れ替えることもあります。
白内障Q&A
白内障といわれていますが、いつのタイミングで手術をすれば良いでしょうか。
日常生活に不便を感じたときが手術のタイミングです。当院を継続的に受診されている患者さんには、医師が症状の進行具合を診て、白内障の手術をする時期を提案いたします。ご自分のライフスタイルに合わせて、手術を受けるかどうか決めてください。
白内障で見づらくなっていますが、緑内障もあります。白内障の手術はできるのでしょうか。
緑内障を患っていても白内障の手術は行えます。緑内障の種類によっては、緑内障の治療として白内障の手術を行う場合もあります。
ただし、個々の症状によって事情は異なりますので、医師にご相談ください。
白内障の手術の費用は高いのでしょうか。
当院で受ける一般の白内障手術は健康保険が適用されます。1割負担の方で約17,000円、2割負担の方で18,000円、3割負担の方で約50,000円、住民税非課税の方で8,000円です。
(2割負担の方が18,000円なのは、2割の方の高額療養費の上限が18,000円のため。高額療養費に関しては、厚生労働省のホームページの高額療養費をご参照ください。)
多焦点眼内レンズを用いた白内障手術費用は、令和2年4月より健康保険の適用となりました。手術費用は、上記の一般の白内障手術と同じ。ただし、別途、多焦点眼内レンズ代金が必要となります。
白内障手術をして数年経つのですが、また手術した目がかすんできました。
後発白内障の症状です。白内障の手術をするとき、水晶体そのものはすべて取り出すのですが、水晶体を包んでいる膜である「嚢」の後ろ部分は残しておきます。
この後囊が濁ってくることにより、かすんで見えたりまぶしく見えたりします。治療はYAGレーザーを使って後囊を破ることにより、視力を改善します。手術時間は、5分程度です。
横須賀で眼科をお探しならしのはら眼科 白内障日帰り手術対応
横須賀で眼科をお探しの方は、横須賀中央駅から徒歩1分のしのはら眼科をご利用ください。しのはら眼科では白内障の日帰り手術に対応しております。3次元眼底像撮影装置(OCT)を用いて黄斑変性症や糖尿病網膜症や緑内障の早期発見も可能です。視能訓練士による各種検査や視能訓練、小児眼科に力を入れており、お子さんの診療に慣れたスタッフが対応いたします。視力低下、目のかすみ、糖尿病網膜症、斜視、弱視、視野の変化など、お気づきの症状があればお気軽にご相談ください。