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はやり目
はやり目とは
はやり目とは流行性角結膜炎のことを言います。
アデノウイルスというウイルスの感染により発症する病気です。
発症は夏に多く、1~5歳を中心とした小児に多いとされていますが、成人も含めて幅広い年齢でかかります。
はやり目の原因
はやり目はアデノウイルスに感染することで発症します。
空気感染はしませんが、タオルなどを介して感染し、感染率が高いです。
感染は人から人がほとんどで、感染者がモノに触れ、そのモノについた菌をほかの人が触り、目をこすってしまうと発症します。
はやり目の症状
はやり目になると一般的には軽症で落ち着くことが多いですが、時には重症化し角膜にも影響を及ぼします。
はやり目によって結膜、角膜に次のような症状が現れます。
結膜炎
- 目ヤニが非常に増え、朝起きると、目ヤニで目が開かなくなる事がある。
- 視力の低下
- 涙目や、まぶたが腫れる
- 症状が強い場合は、まぶたの裏の結膜に白膜ができ、眼球の結膜と癒着することがある
- 症状が強い場合は、耳の前にあるリンパ節が腫れる
角膜炎
- 点々とした混濁が発生し、痛みを感じる
- ちょっとした明かりが眩しく感じたり、目のかすみを感じる
- 黒目の表面が剥がれ、目のゴロゴロ感や、激しい痛みを伴う
はやり目の検査
検査は最初にはやり目の症状が出てるかチェックします。その後専用のキットで原因となるアデノウイルスの有無を調べます。10分程度で検査結果が出ます。
治療方法
ウイルス性結膜炎に対してのお薬は、残念ながら現在のところはありません。炎症を抑えたり、二次感染を防ぐための点眼剤を投与する対症療法を行います。
はやり目にならないために
はやり目は感染力が高いため徹底した手洗いや共用のタオルは使用しないなど家庭での対策を行ってください。
感染したら医師の許可があるまでプールなどに入らないでください。